犬の医療費は人間以上にかかると言われています。
まだ若いから…と保険に加入していないといざ病気がケガをした際に、莫大な医療費を実費で払わなければいけなくなってしまいます。
犬は人間の約6倍の早さで年齢を重ねていきますので、寿命ももちろん人間よりははるかに短いのです。
そこで、まだ若いから…と言っている間にシニア犬になってしまいます。
犬も人間と同じように年齢を重ねるごとに病気になったケガをしたりすることが多くなってしまいますので、将来的な補償のためにも是非保険には加入していただきたいです。
しかし、犬の保険も人間と同様年齢制限というものが存在しています。
そこで、今回は犬の保険の年齢制限はいつからなのか?ということを詳しく解説していきます。

目次
犬の保険の選び方
犬の保険を選ぶ際は、大抵の方がどんな保険に入れがいいのか迷ってしまうでしょう…
そこで、まずは犬の保険の選び方をご紹介します。
自分の愛犬の健康状態とかかりやすい病気を把握
下記の項目は最低限必要な情報となりますので事前に把握しておきましょう。
- 年齢
- 健康度:これまでにかかった病気やケガの状況と現在の健康状態
- 種類や特性:かかりやすい病気やケガの種類など
捨て犬などを拾った場合、年齢がわからないことがありますがそのような際は、動物病院で推定年齢を出してくれますので相談してみてください。
また、これまでの病歴やケガの内容に加え、現在の健康状態も事前にチェックしておくことも重要。
なぜなら、加入時に持病が判明した場合、加入自体できませんし、加入してもすぐに補償が開始されるわけではないからです。
愛犬の特性を知り、かかりやすい病気やケガを知ることで、その症状をカバーできる最適な保険を探すことができます。
何歳まで更新できるか確認する
ペット保険には終身まで更新が可能な保険と、更新年齢に制限がある保険があります。
更新年齢に期限がある場合には、一定の年齢に達するとその後の更新ができません。
新規で加入可能な年齢の保険があれば乗り換えも可能ですが、新規加入ができない年齢になってしまうと、その年齢を境に無保険状態になってしまうということになってしまうのです。
人間も同じですが、犬もシニア犬になるほど病気やケガをしやすくなりますので、無保険状態にならないよう終身まで更新できるペット保険を選ぶようにしましょう。
補償範囲をどこまでにするのか
ペット保険の補償範囲は、愛犬がかかりやすい病気やケガなどを把握した上で選びます。
具体的には
- 基本補償となる通院・入院・手術全てをトータルでカバーするタイプ
- 基本補償の中から通院のみ、入院や手術のみといった限定的なタイプ
トータル補償タイプであれば、広範囲の治療費用をカバーできますが、保険料は高くなってしまうというデメリットが。
一方、限定プランであれば、保険料は安くで済みますが、補償範囲は狭くなってしまいます。
補償割合や支払日、限度日数などの各種条件
ペット保険には補償割合があり、通常は50%~100%です。
さらに、補償割合をベースに基本補償の限度額や限度日数がプランによって分かれていることが一般的でしょう。
当然、補償割合が高いほど保険料は高くなってしまいますが、いざという時には自己負担金額が少なくなりますので助かる面も。
また、ペット保険は契約後すぐに補償が開始される保険もありますが、待機期間の経過を条件としているものがほとんどです。
通常30日程度の待期期間となりますが、がんになった事がある愛犬の場合は、120日程度となることが一般的です。
保険金の支払い方法を確認
ペット保険の保険金を支払い方法には2通りあり、1つは窓口で一度全額支払い後日保険会社に請求するタイプと、もう一つは窓口で精算が可能なタイプです。
窓口精算タイプであれば、人間と同じように決められた補償割合に応じた残りの額のみの支払いで済みますし、面倒な保険金請求手続きも省略できます。
しかし、窓口請求できる商品数は少なく、加入条件や補償内容の選択肢が少ないのが現状です。
損害賠償特約や健康診断などの付帯サービス
ペット保険には基本補償以外にも特約と呼ばれる有料オプションを追加することができます。
主な特約としては、愛犬が他人をケガさせてしまった場合や、他人の物に損害を与えたことによって発生する賠償責任特約です。
損害賠償は高額となるケースが多いため、なるべく追加しておいた方が良い特約と言えるでしょう。
しかし、既に自動車保険や火災保険などで個人賠償責任という補償に入っている方はそちらが適用されますので、ペット保険で追加する必要はありません。
あくまで自分や家族の保証を優先する
可愛い愛犬は家族同然の存在だと思っている方は多く、できれば最大限の補償をつけたいと思いますよね。
しかし、補償内容や特約を追加すればするほど、もちろん保険料は高額となってしまいます。
もし、その保険料が家計の負担に感じる場合は、自分や家族の保証を優先しましょう。
愛犬は家族同然であるのは当然なのですが、飼い主であるあなたや家族がいなければ生きていけないのです。
ネット保険にするか対面で相談しながら決めるか
ペット保険の申し込み方法にはネット保険と保険代理店での申し込みがあります。
ネット保険のメリットは、保険料が保険代理店より安く、自宅で申し込みができる点です。
一方、デメリットは、豊富なペット保険のラインナップの中から自分のペットに適した保険を選ぶには、商品内容を理解するための保険知識と商品を調べるための時間的コストがかかる点です。
ですので、保険代理店での申し込みであれば、保険のプロが愛犬に適した保険を提案してくれるので、納得のいく保険選びができるでしょう。
ペット保険は1年ごとの更新がほとんどですので、初回は代理店で契約し来年はネット保険にするという方法もあります。
犬の保険の年齢制限はいつから?
ペット保険には人間の保険と同じように年齢制限があります。
新規加入できる上限年齢を7歳~12歳11か月までとしている保険会社が多いようです。
ただ、おおむね7歳前後にしている保険会社が多く、8歳以降になると選択肢が限られるようになります。
ただし、年齢が高くなればなるほど保険料は高額になるということを覚えておきましょう。
犬の8歳は高齢に分類される
ペット保険に加入できる年齢は7歳~12歳11か月までとされている理由に、この年齢が人間の中高年期にあたり、病気やケガのリスクが高まるためです。
犬は人間よりも早いスピードで年を重ねます。
生まれてから約50日までが赤ちゃんなのは人間と同じなのですが、その後の成長期は小型犬では生後10か月程度、中型犬は生後1年程度、大型犬は生後1年半程度、超大型犬は生後2年程度までです。
そして、7歳や8歳以降は高齢犬に分類されます。
犬の保険の年齢制限はいつから?まとめ
今回は犬の保険についてご紹介してきました。
人間同様、犬も病気やケガをし、その年齢は高齢になればなるほどリスクは高まります。
その際に重要になるのが保険です。
加入していないと自腹で全額支払うことになってしまい、その金額は高額。
そして、加入年齢には制限がありますので、年齢が高くなればなるほど保険料は高くなっていきますので、できるだけ若いうちに加入をおすすめします。
保険の選び方もご紹介していますので、是非参考にしてみてくださいね。
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